INTERVIEW

WordPressサイトの運用保守のインタビュー

「本当に価値のあること」を一緒に考えることができる、リスペクトし合える関係。

株式会社ソニックガーデン 安達さま

DIGITALJETの仕事は、簡単にお伝えすると「ウェブサイトやウェブサービス、アプリなどを開発すること」ですが、大切にしているのはゴールまでの「過程」にあります。できあがったモノだけでは伝わらないその「過程」をお伝えすべく、お客さまへのインタビュー記事をご紹介します。お客さまのビジョンに寄り添いながら、デザインとプログラミングの力を使って最適なゴールを探していく、それぞれのストーリーをお楽しみいただけるとうれしいです。

リモートワークサービスをいち早く提供

インタビュー風景 スクリーンショット

今回ご紹介させていただくお客様は、株式会社ソニックガーデン。月額定額で顧問プログラマが伴走しながら開発を行っていく「納品のない受託開発」をメインに、リモートワークのためのツール「Remotty」や社内SNS「SKIP」などの開発運営など、お客様の困りごとをITで解決していく会社です。今回は取締役の安達輝雄さん(通称:インテルさん)に、弊社プログラマー古里(通称:ふるぴー)からお話を伺いました。

古里:ソニックガーデンさんは、以前からリモートワークに特化したサービスを提供されていますが、業界のなかでは随分早いスタートだったんじゃないですか?

安達:はい。弊社は2011年頃からリモートワークをスタートしました。東日本大震災があったこともリモートワークをはじめたきっかけの一つです。当時は外部の人から「リモートワーク?うまくいかないでしょ」って言われてました。でも試行錯誤しながら続けていくうちに、ノウハウがたまっていって、今では需要があります。

古里:コロナ禍になって、リモートワークが当たり前になりましたもんね。時代が追いついてきた感じですね。

安達:そうですね。なので、そろそろ新しいことをしないといけないですね(笑)

「やらなければならないこと」に集中するために

古里:ソニックガーデンさんのメイン事業である「納品のない受託開発」について教えてください。

安達:お客様の困りごとをITで解決していくサービスなのですが、「納品がない」としているのは、少しずつ作りながら育てていくスタイルだからです。ふるぴー(古里)にお願いしているWordPress(サイトやブログの作成ができるコンテンツ管理システム)のサーバー管理は、私たちが「納品のない受託開発」を提供する中で必要な仕事のひとつです。WordPressは定期的にメンテナンスしないといけないのですが、それらをまるっとお任せできるのは、とってもありがたいです。

古里:弊社にサーバーの管理を依頼してくださった理由は、なんだったのでしょうか?

安達:WordPressはたくさんの人に使われている仕組みだからこそ、リスクヘッジはしておきたい。社内で管理することもできたのですが、よりスキルのある方に見ていただきたいと思ったのです。我々の仕事はWeb開発をすること、お客様の目的はコンテンツをつくること。WordPressの運用をDIGITALJETさんにお任せできるおかげで、それぞれがやるべきことに集中できています。

古里:僕がその部分を面倒みることで、価値が出せるならうれしいことですね。やっててよかったです。

安達:お客様からも「メンテナンスのことを気にしなくてよくなって、自分のやるべきことに集中できるようになりました」と言ってもらっています。「ベースが整っている安心感」がありますね。

問題が本質的かどうかを見極める

安達:ふるぴー(古里)は先回りして、「こういう設定しておいた方がいいんじゃないですか?」と提案をしてくれるのがとっても助かっています。仕事をしてすぐに「あ、この人すごく能力高いなぁ〜!」って感動したんです。1つ言えば、1.5倍ぐらいのアウトプットで返ってくるイメージ。あと、ふるぴー(古里)の言葉遣いや、相談しやすい雰囲気も好きです。

古里:そう言っていただけるとうれしいです。僕も、インテルさん(安達)との仕事が楽しいです。インテルさんはインフラに詳しいから、僕任せにするのではなく、一緒に考えてくれるのがとてもありがたいです。

安達:WordPressのデータ移行をするとき、作業だけではなく、ふるぴー(古里)がお客さんに直接説明をしてくれたことがありましたよね!あの時も、すごく助かりました。

古里:僕も直接説明させていただく機会をいただけてラクでした。こういうのって、きちんと説明しないと不信感につながる部分だと思うので。しかも、任せっぱなしにするのではなく一緒に悩んでくれるので、楽しかったです。

安達:あと、すごく助かっているのが、「問題が本質的ではないときにガードしてくれる」ところ。たとえば、僕以外の人からリクエストがあったとしても、違和感を感じたら自分の意見を伝えてくれる。「言われたら何でもやる」というわけではないのがいいです。知識と経験があるから、その違和感に気づけるんですよね。

古里:そうですね。このまま要望を飲んでしまうと、リクエストをしている方があとあと困ってしまうことになりかねないので。そこは冷静に見極めていますね。

リスペクトしあっているから、できること

作業風景の写真

安達:弊社のコンセプトの一つは「投資に対するソフトウェアの価値を最大化する」なんですね。言われたものをつくるのではなく、「本当に価値がある」と思えることを、お客さんと一緒に考えながらつくっていくというのが大方針なんです。DIGITALJETさんも同じ意識で、向かう方向が一緒だからやりやすいのかな。

古里:そもそも、弊社とソニックガーデンさんの最初の接点は、弊社の栩平と真崎が、ソニックガーデンの倉貫代表の考え方をリスペクトして、突撃したのがはじまりでしたよね。以来、たくさんのお仕事をいただいて、別会社ということに違和感があるぐらいです(笑)。スタッフ全員ソニックガーデンさんにお世話になっていますからね。

安達:DIGITALJETさんのスタッフとは一緒にやっていて楽しいな〜って思うんです。社外にそんな存在の人たちがいるのは幸せなことですよね。

古里:最高の褒め言葉です!

今後やりたいこと

古里:今後やりたいことはありますか。

安達:DIGITALJETさんと一緒にインフラをやりたいですね。セキュリティーの技術検証とか、一緒にさせてもらいたいです。だから、ふるぴー(古里)が空くのをずっと待ってる(笑)先日、DIGITALJETさんから提案していただいて、デザインの改善をすることになったじゃないですか。今回、実験的にその過程を社内で共有したのですが、すごくよかったなぁと思ってます。エンジニアって、デザイナーの思考プロセスを理解するのが難しいことも多いじゃないですか。お互いに分かり合うことで、さらによいサービスになるんじゃないかなと思っています。

古里:いいですね。ぜひ!

安達:技術は、遊びながら身につけていけたらいいなって思っています。そういう想いも、DIGITALJETさんと一緒なんですよね。これからも、末長くよろしくお願いします。
これからもよろしくお願いします。


取材協力:株式会社ソニックガーデン


せいかつ編集室 大木春菜

取材・執筆: せいかつ編集室 大木春菜

愛媛県在住の「ファンづくり」に特化した編集者・ライター。ブランディングマガジン「せいかつクリエイト」主宰。